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2012年4月10日火曜日

魔法使いのお話

魔法が使えなくなった魔王がいました。

この魔王は、昔は絶大な力をもっており、他の王様や民を支配しておりました。

いったん、魔法が切れても、誰もそれに気づいていない事をよいことに

ずっと、影響力をもとうとあちこちに顔を出しています。

みんなは、恐れおののき、未だに彼の怒りを恐れています。

たしかに、魔法使いが復活してしまうとこの世は破滅となりましょう。

けっして、あのことを誰にも悟られてはなりません。

なぜなら、魔法使いは、過去の記憶に訴えるしかないからです。

かつての部下たちは、そのことには気づいていません。

しかし、魔王はそれをすでに知っています。

ねずみが鳴くまでに、全ての仕事を終わらせようと焦っています。

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