また続けられそうだったのだけど、終わってしまった。だけどこの終わり方は悪くない。
どういう理由で終わったのか知らないけれど、この漫画は十分に生きている。作者が後悔一杯という感じも受けなかった。清々しく終わったと思う。
最後の方は登場人物たちが少し急ぎ過ぎで成長しちゃったけれど、その微妙な違和感は仕方ない。それは、少しだけ、未来を先取りした風景だと思えば十分だ。描き下ろしの理由もちゃんと全員の未来を見せておくという作者の願いだったのだろう。
何気ない京都の風景のように本当に自然に存在していて、どのキャラクターも生きている、という感じがした。どちらかと言えば、この漫画はドキュメンタリーだった。
だからここで話が終わったとしても、彼女たちは今も京都の町を歩いているんだろうな、と思わせてくれる。作者の思い描くストーリーにはもう付き合ってくれなくなった、だから終わったのかな。そんな感じさえしてくる。
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