グレーチングとは道路や歩道の側溝にみられる雨水を流すための鋼鉄製の網目状の蓋の事である(格子状の溝蓋)。
道路を歩いている時に注意すると、この網目に土が詰まって水の流れを阻害している場合がある。がちがちになった砂や泥は傘の先で押すくらいでは崩れず、グリーンフォークのようなものでなければ破砕できない状態になっている。
どうしてこのような事になっているのか?砂が溜まり、塞いでいる。これは地層が生まれるのと同じ作用で生まれている。
高校講座地学(入来茉里・志田音々編)によれば地層は風化や浸食で礫や泥となった岩石が雨水などで流れ、海底に堆積して生まれる。
最初に砂や岩は堆積し上から押される重さによって内部にある空気や水を追い出す。こうして砂が固められてゆく。この過程を圧密作用と呼ぶ。
圧密によって固まった砂や泥の隙間には水に溶けていた炭酸カルシウムや二酸化ケイ素などの成分が残る。これらが接着剤の役割を果たし、固まるだけではなく砂同士を結びつけて離れにくくする。この過程を膠結作用、またはセメント化作用と呼ぶ。
こうして泥が岩石に変わる。これらの砂や泥から岩石へ至る道筋を続成作用と呼ぶ。
この初期段階がグレーチングでも起きている。雨水で流れ込む時に砂や泥が落ちてゆく。網目にくっ付いて残った砂や泥は晴れになると水が蒸発する。この砂がセメント化作用によって鋼鉄部分にくっ付く。その次に雨が降るとこの砂部分にまた砂がくっ付く。
水が蒸発し砂が固まりを繰り返し、次第に成長してゆく。最終的には枠を完全に覆う。雨や雪が降り水が流れ乾燥する度にセメント化作用が働き、次第に強く網目を塞ぐ。
という仮説を立ててみた。
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