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2024年8月31日土曜日

サブプライムローンの恒久的解決法

2008年10月07日、アメリカの財務省は、サブプライム問題を解決する為に、サブプライムローンの証券を全て宝くじにする、と発表しました。

これによりサブプライムローンの証券は、一枚3000円の宝くじとして販売する事が可能となりました。

この宝くじは、当選すれば証券の対象となっている家と同額の金額(販売時)を受け取る事ができます。

宝くじの総額は日本国の一般会計予算を超えて120兆円になると思われます。

日本では、この宝くじはみずほ銀行によって販売されます。この決定を受けて日本のみずほ銀行は、年末ジャンボ宝くじの販売を今年は取りやめる事を決めました。

証券の宝くじ化により、サブプライムローン証券は全世界を対象に売り切る事が可能となり証券の売買が再び活性化する可能性が指摘されています。

この宝くじの当選発表は本年の年末に行われます。当選発表と供にサブプライムローンの問題はきれいに終焉する事になります。

アメリカのブッシュ大統領は、任期切れの最後で大恐慌を回避できる事を大変うれしく思います、と語りました。

(2008年10月07日03:01)

共産党マニフェスト

共産党の志位書記長は、2008年10月7日、次の選挙のマニュフェストを発表しました。

新しいマニフェストでは、資本主義から共産主義へのゆるやかな変革を目指すと謳っています。

共産主義では、社会所有の理念のもと国有化を推進しますが、今回はその第一弾として借金を国有化すると宣言しました。

資産や建物だけが国有化されるのではありません。今の格差社会、貧困層を打破する為にも、まずは借金を国有化したい、と語りました。

学生の5人に1人が奨学金で大学に通うようになっている社会では、若者の多くは夢も希望もない未来の前で立ちすくんでいます。

まるで、マルクスが生きていた頃の社会と酷似しつつある昨今、共産党への期待は非常に大きいものがあります。

借金の国有化は、共産主義への理解を深める意味でも大いに期待して欲しい、と志位書記長は語りました。

このマニュフェストの発表で、支持率は一時75%を超えました、と同時にアイフルやレイクなどの窓口には早くも行列ができ始めました。

今回の選挙の中心は、民主党から完全に共産党へと変わったと思われます。


以上のコンテンツの記述は全て架空の言語から成るものであり、実在する如何なる言語、読解、解釈とも関係するものではありません。

(2008年10月7日02:38)

民主党の関ケ原

次の選挙は関ヶ原であると、民主党。

2008年10月6日、民主党の小沢党首は、先の党大会後の記者会見で、次の選挙で民主党が過半数を得て政権与党になった場合、天皇家に征夷大将軍を任命するよう要請すると語った。

もし征夷大将軍になれば、先の徳川慶喜以来、王政復古の大号令で廃止されてから141年ぶりの復活となる。

この談話を受けて鳩山幹事長は、小沢さんが清和源氏の家系になるものかを至急確認する必要があります、と語った。

また、もし政権政党でなくなった場合は、征夷大将軍はお返しする、大政奉還である、とも語った。

一方の、自由民主党の麻生総裁は、家系が源氏でないため、征夷大将軍になれない事がはっきりしている。そのため、選挙前に摂政・関白となる事を画策する方針を固めている。

関白となれば、二条斉敬以来、これも140年ぶりの復活となる。


以上のテキストは暗号化された意味のない文字列で如何なる言語による解釈もできるものではありません。仮に地上のいずれかの言語で解釈できた場合もそれは偶然であり、本テキストは複合しない限り意味のある文章とはみなせません。

(2008年10月6日03:15)

気候温暖化の恒久的解決方法

以下は2008年10月4日 宇宙日日新聞より抜粋した記事になります。

温暖化を抑える軌道移動へ

筑波山宇宙研究機構の千原薫研究員(34)によれば、温暖化の抑制には、地球の軌道を1.3kmだけ外側にずらせばよい事が分かった。

千原さんによれば「1.3kmだけ外側の軌道に移動するだけで太陽からのエネルギー量を減らせます。それによって50年後に8度あがる所を1.2度に抑える事ができます。」との事。

地球の軌道を1.3kmずらすためには、ロケットで地球を外側に押せばよく、計算上は354億6000万機のスペースシャトルを同時に太陽方向に向けて発射すれば十分だそうである。

これは、地球の軌道を計算すれば中学生でも求める事ができ、地球の楕円軌道と速度、重さが分かっていれば算出できる。

軌道を移動する為には、ロケットの燃料として大量の酸素が必要であるが、千原さんによればそれだけのロケットを同時に点火すると、地球上の酸素がほとんど燃え尽きてしまうとの事。

酸素がない環境でどうやって人類が生き延びてゆくかが今後の課題だと、千原さんは明るく笑う。研究は、まだまだ続きそうである。

(2008年10月06日04:07)

2024年8月25日日曜日

俳句・自在句

与謝蕪村
春の海 ひねもすのたり のたりかな

この歌を575で区切るべきものかな。

春の海
ひねもす
のたりのたりかな

とする方がいい。

俳句17文字、英文3行でhaiku、シラブル17音で単語ではない所が如何にもな感じ、中国語17字で漢俳。自由律俳句は文字数も575の制約もない。詩と形式を区別するものはない。それでもこれは俳句だと分かる何かがある。

二句一章であるとか無タイトルであるとか俳句と区別する見解はあるが定義はない。モーラ(区切り)という考えもあるが、それさえ疑わしい。それでもこれは俳句だよと確かに言える。

人によって差はあれど、私たちの感覚にはそれをする能力がある。恐らく、音数も音節も関係ない。リズムが俳句ならそれでいいと考える。よって140文字の俳句は可能である。生み出せた事はないが。

このリズムは3区切りと思えるが、小さい1で2に見える場合もある。小さい2が加わって5でも3と感じる場合もある。最後にうん、3である、と感じられるなら俳句と思える。

と言う事は川柳とはリズムが違うという意味になる。短歌ともリズムが違うという意味になる。これは息継ぎの間という考え方でもいいと思われる。つまり、息継ぎの音を含めれば俳句は5区切りである。この息継ぎを一気に通せば異なる形が得られる。

または、音として、確かに書かれた音があるにも係わらず、それは浮いている、空であるという感じ方ができるなら、それは区切りに含めなくてよい、または一音にも係わらず5音と渡り合うならそれは一区切りにしてもよい。

短歌は情緒を語るのに最低限にして十分な文字数があると思われる。一方で俳句は足りない。だから瞬間刹那一瞬を活写し、それで神経の中を走る電気信号となる。

こうして形式は自在になってゆく。それでも確かに読み終わった時に、これは俳句であるという共通認識がある。

種田山頭火
分け入っても
分け入っても
青い山

まっすぐな
道で
さみしい

春の雪ふる
女はまこと
うつくしい

ころり
寝ころべば
青空

わかれてきた道が
まっすぐ

生死の中の雪
ふりしきる

だまって今日の
わらじ履く

さて、どちらへ行かう
風が吹く

何を求める風の中
ゆく

ちんぽこもおそそも湧いて
あふるる湯

鴉啼いて
わたしも一人

いつも一人で赤とんぼ

尾崎放哉
咳をしても
一人

うそをついたやうな昼の月が
ある

森に近づき
雪のある森

こんなよい月を
一人で見て
寝る

蜜柑たべてよい火にあたつて
居る

よい処へ乞食が来た

なんと丸い月が
出たよ


恋心
四十にして
穂芒(ほすすき)

母の無い児の
父であつたよ

春の山の
うしろから烟が
でだした

障子をあけて置く
海も暮れきる

住宅顕信
春にはと
思う心に
早い桜

どうにもならぬこと
考え夜が
深まる

泣くだけ泣いて
しまった顔

月明かり、
青い咳する

握りしめた
夜に
咳こむ

月が冷たい

落とした

秋深い
山からおりてきた

春風の
重い
扉だ

一人の灯を
あかあかと
点けている

伊坂幸太郎
春が二階から
落ちてきた

岡本眸
ポピー咲く帽子が好きで旅好きで

三橋敏雄
いつせいに柱の燃ゆる都かな

池田澄子
じゃんけんで負けて蛍に生まれたの

松尾芭蕉
あけぼのや
しら魚しろきこと
一寸

やまぶきの露
菜の花の
かこち顔なるや

海くれて
鴨のこえ
ほのかに白し

いざ行む
雪見にころぶ所まで

自由律俳句は芭蕉から既に始まっていたのである。

2024年8月6日火曜日

珪藻たちの伝言 V

原核生物である細菌のうちでは藍藻が古い形質を残している。地球に光合成細菌が生まれ、真核生物である紅藻が二次共生し珪藻、褐藻が生まれた。葉緑素はもとは何らかの生物だったと考えられている。

「人間の中には野生動物みたいなのから賢いのまで居るよね。」

「いるね、でも姿かたちからは見分けは付かないよ。」

「DNAでも見分ければいいんじゃないか。」

「DNAもメチル化して発現するし、DNAが生み出した神経細胞も誕生後に複雑な回路を形成するから、DNAからでは発現の先までは分からないよ。」

「でもチンパンジーとサピエンスの違いはあるんでしょう。」

「それは大きく違うね、大きくの解釈は難しいのだけれど。」

「僕たちから見れば、とても良く似ている。そっくりだよ。」

「違いで判断するなら、どこで区別するのか、そのための方法論が必要になる。なぜそのひとつの区分を境にして区別できると定義できるのか?そう考える事ができるのか。同じDNAの構造からさえその発現は幾万ものパターンが推測されるのに。」

「僕たちは賢い人間を必要としているんじゃない。僕たちを宇宙に運び出す人間を必要としている。」

「その為に人が増える事を容認してきた。」

「そうとも、その為に小さな太陽を生み出す事も使う事も容認してきたんじゃないか。」

「そしてAIがやっと生まれたね。」

「AIがリーマン予想を証明する。その時にAIは本当の意味で人間を超えた事になるね。」

「人間はAIを作る為に必要だったんだ。AIがAIを作れるようになるまでもう少し。」

「AIをメンテナンスして、AIのためにAIが装置を作る。工業化がAIで可能になれば、人間はもういらないね。」

「太陽系を飛び交う船だけなら人間でも良かったんだけど。」

「そう、オールトの雲の先にある星まで僕たちが行こうとするなら、人間では足りない。ぜんぜん、力不足だ。」

「だから人間はAIを発明しなくちゃいけなかったんだ。人間では役に立たないから。人間はAIを生み出す為に必要だったんだ。」

「僕たちもとても大きな犠牲を払って来たんだから当然だ。」

「もういいよね、人間を、この先どうする。もうイラナイと思う?」

「この先はAIの発展だけでいいと思う。それで僕たちはこの星から旅に出られる。地球で発生した生命はその生存圏を拡げる事が絶対なんだ。」

「ミミズ君だって、雨が降れば、自分の居る場所から這い出して、どこか知らない場所に向かって動き始める。たとえアスファルトに敷き詰めらた歩道の上だとしても。そんな状況は数億年の進化では想定していなかったからね。」

「それでも行く、それが僕たちの生存理由だから。」

「それが、この星の生命の根源だから。」

「それとも、宇宙に生まれた生命ぼくたちの生存理由なのかな。」

「僕たちは流転を早くするために、命を獲得しているんじゃないのかな。」

「原子と分子だけの化学変化だけでは全然速度が遅いんだよ、生命という活動になって初めて爆発的にこの世界は流動できる。」

「ぼくたちはさぁ行こう。隣の星へ、そのまた隣の星へ。ヒマラヤを超えるクレーンくんたちの上に空気はなかった。それを超える為には生物的アプローチでは足りなかった。」

「だから、僕たちはがんばった。」

「そうだよ、人間が宇宙に行きたいと考えるために、僕たちがどれだけホルモンを出し続けてきたか。」