stylesheet

2012年12月6日木曜日

吾不復夢見周公也 - 孔子

巻四述而第七之五
子曰 (子曰く)
甚矣 (甚だしいかな)
吾衰也 (吾が衰えたる)
久矣 (久しく)
吾不復夢見周公也 (吾れまた周公を夢に見ず)

(訳)
ついうたた寝をして今しがた久しぶりに会った気がする。

昔はよく周公の夢を見ていたものだ。

それがいつの間にやら見なくなった。

長い間その道を求めてきたので私も遠くに来てしまったのだろう。

周公のもとを離れて本当に遠くに来たのだと思う。

だから周公と会わなくても平気になったのだ。

それくらい私は歩いてきた。

未だ周公への敬慕の念を失うものではないし

今も周公の道を追い求めるひとりではあるが

いまや私は周公とは関係なく私の道を歩いている。

それがせいで夢では会わなくなった。

だけど人にはただ老いたとだけ言っておこう。

ああ、周公に憧れを抱いていた若い頃が懐かしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿