老魚が嘆く。「最近の若魚は尾は小さくひれは太く泳ぎが遅い。我々の若い時と比べ情けない限りだ。これから先どうやって水の中で生きて行けようか。」そばにいた坊やが言った。「でもおじいちゃん、若いお兄さんたちは水の中から陸へ上がっていくよ。泳ぎを捨てて、陸に上がるために変わったんだよ。」
2013/09/02
求められる姿を具象化していたらこうなってしまったの?
2013/09/03
ゆうきまさみは公務員を描けば日本一だと思った。振り返れば後藤さんも公務員だった。バーディーも公務員だった。今回もそうだし、いつか帝国陸海軍を描かないかな。
2013/09/08
自由という考え方は神という考え方と根本では結び付いているのではないか。
2013/09/08
ハウル
ソフィーの雛形ってシンデレラか。で王子と出会ってからの物語。
2013/09/08
文法は余計なものを取り除く為にある。それは理解を助けるものではあるがそれで作品を分かった気になると多分間違える。
2013/09/08
前半は荒地の魔女との対決、後半は戦争の行方、これら物語のコアがとちらもスルッとスルーされる。
2013/09/08
ソフィーの見た目を若くしたり年とらせたりコロコロ変えなければならないのだからラブストーリーではない。おばあちゃんのままなら納得できるけど。おばあちゃんは城に乗り込むための方便であって魔法をいつどう解くかはスルーされた。
2013/09/08
謎解きをクライマックスにするような映画ではない。戦争のなかにファンタジーは成立出来るのかを試そうとしたのか。ならばこの映画の中のファンタジーとは何か。
2013/09/08
ファンタジーの特徴は説明を必要とすることか。カルシファーが存在感がある。
2013/09/08
お城に行く所が関係者が一堂に集まる最初の盛り上がりになるはずであった。だがここには安易な対決を配置しなかった。ここから物語はラピュタと似たお城の謎が中心となる構造で進む。
2013/09/08
ソフィーを次第に若くしてゆくのは、まるで各年代の女性を描くためのようにも思えてくる。で王子さまのキスで魔法が解けたら、あとはずっと若い。それは安易。
2013/09/08
物語を繋げるために説得力のない行動もある。それでもソフィーが草原から歩いて帰るシーンにやっとたどり着いた。
2013/09/08
エンディングを見る限りこれはシンデレラとか眠り姫みたいなおとぎ話。ただ19世紀頃を舞台にすればおとぎ話はこうなるというお話。
2013/09/08
初めて見た時は、はっきりと戦争を描いた作品と思った。けれどこの映画は何だろうかとも思った。何を描こうとしたのか不思議だった。反戦でもラブストーリーでもない何か。面白くなりそうな予感とエピソードの連続。そして物語の終り。なぜ人は物語の終りというものを認識できるのだろう。
2013/09/10
たとえ別の世界の私が違う決断をしているのだとしても、関係ない。別の世界では成功しているのかも知れない。それも関係ない話だ。この世界を神々が作ったのだとしたら、この私の決断も神の意志に違いない。それを外から見ればたわわに実った葡萄畑にある一粒に過ぎぬだろう。
2013/09/13
重力と戦う女性の魅力。
2013/09/15
横浜から藤井と歩いて帰ろうとしている。アーケード街でかき氷を食べる。古い電車に乗ったりしているうちに、山の上に登り廃墟のビルの上にあがった。キュィンキュィンの音。たちまち津波がきて山の上まで波に飲まれる。浮遊物に二人で掴まって揺られている時に雨の音で夢から目が覚めた不思議。
2013/09/23
自分にさえ100%の信頼なんかおけないのに他人にそんな特権を与える訳がないじゃないか。
2013/09/27
宇宙人とコンタクトしたら、最初に交換すべきは周期表だし、人間の代表として紹介するのはシャーロックホームズだろう?
2013/09/27
だれもが先人の通った道を再び草刈りしながら歩いている。
2013/10/5
千と千尋の神隠し
食事のシーンというのはいっぱいあるけれど、ものを食べる演技はそんなに見れるものではない。
2013/10/5
親から離れて社会の中に入ってゆく。この映画は受け入れる側を描いた物語。
2013/10/5
名前を奪い魔法は使えても自分の子供も見分けられない何も知らない人だ。
2013/10/5
物語の整合性はどうでもいい所があって、それよりもちょっとしたシーンや風景や描き方の方がずうっと大切だし印象に残る。それらが何処へ行こうとするのか。
2013/10/5
よくもまあこういったものを思い付き構成し配置してひとつの流れにまとめるもんだて。
2013/10/5
作り方のコツとしては既存のテンプレートを幾つも持っておき、取り出しては細部を加工したり、新しく起こしたりしながら配置をする。配置とは言語であれ絵具であれ音符であれ数字であれ構造上は同じ。だか置いたり組み合わすだけでは配置ではない。
2013/10/10
嗅覚の劣る担当者だったか、経験不足か、いかんともし難いか、そのいずれか。
2013/10/10
防御は嗅覚、行動は聴覚。検分の視覚、閃きの六感。決断は全感覚総動員。安らぎは味覚。
2013/10/11
その先に何かがあったはずなのに忘れてしまった。忘れている事だけを覚えている。馬鹿になってしまった。
2013/10/12
効率だけを追求するなら死ぬのが一番いい。だから効率だけを追求する組織は駄目に成るのだ。エントロピーで考えれば分かるかも知れない。
2013/10/12
地球って落ちこぼれの吹きだまりみたいな星で一番成績のいい国家でも100点満点で40点あるかないかと思っておけば人類としてはだいたい合ってる。
2013/10/15
勝ち馬に乗れの国民性。世界を広く見てないと間違える可能性が増える。
2013/10/24
口をすすぐのが蒸気機関車と同じリズムなのを発見した。
2013/10/25
ひとりで座っていようが、たくさんで座っていようが、同じ列車に乗った乗客に違いない。
2013/10/27
矛と盾。この故事の示すものは商売人の矛盾ではなく、どちらも必要で、どちらか一方だけが強い状態は考えにくい処にある。政府が強い盾を必要とするならその悪用を防ぎえる強い矛もセットで用意すべきであり、盾を弱める事だけを考えるのも片方だけを買おうとするのも違う。秘密保全法案。
2013/10/30
主柱のくさびが外れ、それまで繋がっていたものが次々と外れてゆく。
2013/10/30
思想は死んだ。誰もが勝者についてゆく。
2013/10/30
ラピュタはドーラが支えている。
2013/10/30
何の事はない。何も変わりたくない。それだけ。変わった事の反動かも知れないが。
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