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2026年11月1日日曜日

割り算も数えて計算するよ(ピザ編)

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個数を数える

足し算\((6+2)\)は(6)に(2)を足す。これは(6)つを数えた後に(2)つを数える事と同じ。


引き算\((6-2)\)は(6)から(2)を引く。これは(6)つを数えた後に(2)つ戻す(6⇒5⇒4)のと同じ。


掛け算\((6\times2)\)は(6)を(2)倍する。これは(6)つのものを(2)回ずつ数えるのと同じ。この「数える」の考え方で割り算はどうなるか?


割り算\((6\div2)\)は(6)を(2)で割る。これは(6)つの中に(2)つが何個入っているかを数える。


更に数える

何個あるかを数える。例えば\((6\div\frac{1}{3})\)は6の中に\((\frac{1}{3})\)が何個あるかを数える。

この時の計算方法は、(6)ではなく、まず(1)の中に\((\frac{1}{3})\)が何個あるかを数える。その数を(6)倍にすれば答えが出る。(\(1\div\frac{1}{3}\times{6} = 1\times\frac{3}{1}\times{6} = 3\times6 = 18\))

(1)の中にその数が何個あるかを教えてくれる数を逆数と呼ぶ。(3)の逆数は\((\frac{3}{1}⇒\frac{1}{3})\)。(1)の中に(3)は\((\frac{1}{3})\)つある。\((\frac{1}{3})\)の逆数は\((\frac{1}{3}⇒\frac{3}{1})\)で(3)。(1)の中に\((\frac{1}{3})\)は(3)つある。

逆数どうしを掛けると(1)になる\((\frac{3}{1}\times\frac{1}{3}=1)\)。逆数は掛けて(1)に戻す数とも言える。

よって\((6\div\frac{1}{3})\)は\((\frac{1}{3})\)の逆数(3)を求めて、(6)倍する\((6\times\frac{3}{1}=\frac{18}{1})\)。
\((6\div3)\)なら(3)の逆数\((\frac{1}{3})\)を求めて、(6)を掛ける\((6\times\frac{1}{3}=\frac{6}{3}=2)\)。


ピザを数える

サイズ(6)のピザを(3)で割るとは?

左)(1)枚のサイズ(6)のピザをサイズ(3)で別けた図(個数が2切れ)。
右)(1)枚のサイズ(6)のピザを(3)等分にしている図(サイズが2)。

どちらも\((6\div3)\)の割り算のイメージ。

\(\frac{4}{5}\)のピサ

ピザをピザカッターを使って切るイメージだと\((\frac{1}{3})\)で割り算になると急に立ち止まる事になる。そんな分け方は想像できないから。だけど数えるならこれができる。

\((\frac{4}{5}\div\frac{1}{3})\)は例えば(1)枚の少し欠けている\((\frac{4}{5})\)枚のピザを\((\frac{1}{3})\)枚ずつに分けるイメージ。これも\((\frac{4}{5})\)の中に\((\frac{1}{3})\)が何個あるかを数える。


\((\frac{1}{3})\)で割るとは\((\frac{1}{3})\)が何個あるかを数える事。サイズ(1)の\((\frac{1}{3})\)の大きさで切っていった時に、何個の箱を用意しなければいけないかを求める事になる。

\((\frac{4}{5})\)の計算では、割り切れないから残りができる。

それでも計算はいままでと同じ。逆数を掛ける。(1)枚の中に\((\frac{1}{3}⇒\frac{3}{1})\)は(3)枚ある。\((\frac{4}{5})\)に(3)枚を掛けると\((\frac{4}{5}\times{3}=\frac{4\times3}{5}=\frac{12}{5}=\frac{10}{5}+\frac{2}{5}=2+\frac{2}{5})\)になる。

でもこの\((\frac{2}{5})\)は最初の\((\frac{4}{5})\)枚のピザの\((\frac{2}{5})\)という意味ではないんだなぁ。
それだと(2)枚のピザと\((\frac{2}{5})\)枚のピザという意味になってしまう。

割り切れないピザ

割り算は余りが出るまで引くでも理解できる。
一回目:\((\frac{4}{5}-\frac{1}{3})\) ⇒ \((\frac{12}{15}-\frac{5}{15})\) ⇒ \((\frac{7}{15})\)余ったピザのサイズ。
二回目:\((\frac{7}{15}-\frac{5}{15})\) ⇒ \((\frac{2}{15})\)もう一回ひいて残ったピザのサイズ。

(2)回引いて余りがあるので、箱は(3)つ必要。最後の箱には\((\frac{5}{15})\)のうちの\((\frac{2}{15})\)だけ埋めたピザが収まる。
※ (5)つのうちの(2)つ分だけ埋めている。

この時に使っている箱は(1)枚のピザが入る四角い箱での話。この余りの\((\frac{2}{15})\)は、(1)個のピザに対するサイズになっている。(2)個の箱にも(\(\frac{5}{15}=\frac{1}{3}\))のピザが入っている。

割り算したピザ

\((\frac{4}{5}\div\frac{1}{3} = \frac{4}{5}\times{3} = \frac{12}{5} = 2+\frac{2}{5})\)

この割り算で出した\((\frac{2}{5})\)は(1)個に対するピザのサイズではなくなっている。

この時のイメージは使っている箱が(1)枚のピザが入る四角い箱ではなくて、\((\frac{1}{3})\)の大きさのピザが入る三角形の箱を使っている。余りの\((\frac{2}{5})\)は、\((\frac{1}{3})\)のピザが入る箱でのサイズになっている。

\((\frac{2}{5})\)は(1)枚のピザに対する大きさの比ではなく、\((\frac{1}{3})\)に対する大きさの比になっている。

\((\frac{1}{3})\)で割ると、(1)の単位が\((\frac{1}{3})\)に変わる。割り算すると箱の形が変わる訳である。または割り算するとは用意する箱の形を変えるというイメージでもいい。

計算と基準となる単位

(1)から\((\frac{1}{3})\)への変換
1\(\frac{1}{3}=\frac{5}{15}\)
\(\frac{1}{3}\)\(\frac{1}{3}\div\frac{1}{3}=1\)
1\(1\div\frac{1}{3}=3\)
\(\frac{4}{5}\)\(\frac{4}{5}\div\frac{1}{3}=\frac{12}{5}=2\frac{2}{5}\)
\(\frac{2}{15}\)\(\frac{2}{15}\div\frac{1}{3}=\frac{2}{5}\)

割り算は割る数を基準とした大きさの変化と見る事ができる。これは単位が変わった事(単位変換)に等しい。割り算だけがこれをする。

演算単位
足し算1の単位は同じ。
引き算1の単位は同じ。マイナスの数を生み出す。
掛け算1の単位は同じ。ただし、辺と辺を掛けるのは面積だったりする。
割り算1の単位は割る数に変わる。基準値が変わるみたいな話。だたし計算が終わった瞬間にまた単位は1に戻るような所がある。ずっと1という単位の中で使いづづける感じが混乱しやすい。

違う箱はどうすればいいの?

\((\frac{1}{3})\)のピザの箱に入れたのに、そこにまた(3)枚のピザを加えたらどうなるだろう?

\((\frac{4}{5}\div\frac{1}{3} = 2+\frac{2}{5})\)に(3)枚のピザを加える。\((2+\frac{2}{5}+3=5+\frac{2}{5})\)となる。なんとなく \((\frac{1}{3})\)の三角の箱とサイズ(1)の四角い箱が混在している感じがする。これだと計算が合わない。

(3)枚のピザが\((\frac{1}{3})\)の箱なら矛盾しない。でも(1)枚のピザを足す事が難しい。何故だろうか?

それは計算結果に単位を付けていないからだ。ピザで考えるなら、これは箱サイズの単位が異なる事になる。SサイズとMサイズをごっちゃに計算しているようなものだ。

つまり、ただの数式の計算の場合は、すべて単位が揃っている事が前提条件としてある。暗黙のうちに単位は揃っている事にしましょう、つまり考えなくて良いことにしましょうという事になっている。この場合は追加した(3)枚の箱は\((\frac{1}{3})\)の箱である。

計算の規則

計算には以下の約束事がある。
約束例
基準となる数がある1
足しても値が変わらない数がある足し算の0
掛けても値が変わらない数がある掛け算の1
掛けると基準の1に戻る数がある(逆数)5に\(\frac{1}{5}\)を掛けると1
割ってはいけない数がある0で割るのは禁止




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