誰を信じていいのかわからないだと?首相は所詮赤の他人、将軍と違い下々の民の心配はしない、それ以前に神様以外は信じるな…
2010/06/18
鶏が鳴こうとしていた。焦っていた彼は、誰をかえりみるかを決め兼ねていた。その方は、人の世の事は何も理解出来ないのに、口から漏れ出る言葉は、まるで麻薬のように、女のように、酒のように、彼を捕らえて離さなかった。「彼を如何にして救わん」
2010/06/17
博士、総理からお電話です。なんじゃい?石油流出でいよいよアメリカから正式な要請が来ます。十日で完全に止めて欲しいそうです。ふん、三日と返事をしとけ。おお!兜博士、日本としても助かります!
2010/06/27
彼との間で話はついている。幸い彼らは彼の顔を知らない。誰もあれがああとは思うまい。だから、うまくいくはずさ。それにしても、俺が裏切ると名指ししたのには、正直驚いた。
2011/10/10
お前はキリスト教が産み落とした子供だ。親殺しをするかも知れぬ子だ。だが宗教の子であるお前はどう変わろうとも宗教から逃れられぬ。科学であるお前こそが正当な宗教の子にして後継者なのだ。
2011/04/19
湖の底に原子炉が眠っていたなんて。むかし東電の幹部たちが原子炉を湖の底に沈めたのをあんたのご先祖様が密かに受け継いだんだ。まさに放射線の宝ってやつさ、オレのガイガーカウンターは振り切れてらぁ。(カリオストロの城より)
2011/04/19
これアトムや、お前の原子炉の冷却装置が壊れたんで水をごくごく飲んでなさい。はい、博士。あれ、なんかおかしいや、博士ー、動けま・せ・・ん…。うわ、アトムの電源が壊れた!プシュー!うわベントした、水、水、水っ、とにかく水じゃ!
2011/04/24
「だから危険だとあれほど私が指摘してきたではないか!」
「それは申し訳ない。では早速ロボットか何か研究所のものを是非お借りしたいのですが」
「そ、そんなものはない!予算さえ認めなかったのは君たちだぞ。」
「では危険と知りつつ何もしてこなかったのですか。今日と言う日を予言されていながら、予算がないからロボットはない、用意周到に準備された作業マニュアルもない。何か一つでいい、打つ手の研究はされていないのですか。」
「昨日までのあなたのご指摘は確かに先見であったかも知れない。しかし、起きてしまった今日からはもうその先見性に価値はない。もうあなたにアドバンテージはありません。それどころかそれを知りつつ何の準備も研究もされてないとしたら、無能でさえある。お帰りいただこう。」
2011/06/09
本人だって怒った理由を判っちゃおらんよ。心はある意味正直だからねぇ。いつでも頭が嘘を付くのさ。
2011/06/19
ハイハーバーのラナは実に嫌な女だ。インダストリアにいるラナの方がいいな。
2011/06/25
ボクはアトム。君は誰?
2011/06/25
さあ行こう、宇宙まで行けばきっと新しい解決方法が見つかるよ。大丈夫、ボクが連れて行ってあげるよ。
2011/07/02
あー、此れで最後です。予算が底を突きました。これで今回の分は終わりです。こっから先は知恵しか出ません。
2011/07/07
しぶとい奴を敵にしたくはありませんな。
2011/08/15
風車と太陽光で動くのはカッコいい、と言う訳で新しく始まるガンダムは風車と太陽光で動く。敵のモビルスーツは従来通りの原子力。夜襲受けたり海上の凪で苦戦したり敵を破壊して汚染が広がるなど戦いの中で主人公達は悩み成長しながら伝説の地を目指します。
2011/08/15
たかが一回降伏文書に調印したぐらいで何が敗戦かね。あんなのただの紙切れだよ。
2011/08/16
答えを知ってるような人を先生とは呼ばない。
2011/08/28
最終決戦兵器が出る時点でもう負け戦だつーの。
2012/02/12
神は死んだ、と叫ぶものは神を認めている、よって彼の心から神の存在を追い出すことは出来ない、超人は終いには神に喰い殺される、それは東洋的な神かも知れないが、それが神だ。
2012/02/13
神のご加護と言うか。敵も我々と同じ神だからな、神はどちらかを選ぶと言う事をされるだろうか?
2012/03/19
誰れか冬が去って行くのを見たものはおらんか。いつの間にか消えていったのか。
2012/03/30
最初の桜は夜に咲く、その時に蕾から小さな音をたてて咲くのだが、この音を聞いてしまうと良くない事が起きると言われている。それは春が来た音だから、聞いた人を冬が名残惜しんで連れて行ってしまうのだと。
2012/05/04
奴は赤鬼だ、ならば青鬼がどこかに隠れている。
2012/05/26
必殺仕事人は誰が誰を悪と認定するのか、その行使は無償ではないという点で正義のヒーローではない。悪を自分で決め無償である事が正義のヒーローの条件か。すると正義のヒーローが正体を隠すのは本業の仕事に差し障りが出るからだろう。無償では食べていけないから仕事を持つのは仕方ない。勤務時間中はヒーローとしては活動できない。昼間に原っぱで戦っているヒーローは土日祝か有給で休んでいるかだ。
2012/07/14
人を殺す気のない者は裁判官になっちゃいかん。
2013/01/13
よいとか悪いとか分かりません。それは難しいと知れば十分です。
2013/03/20
少なくとも二つあります。
2013/04/30
ようやくと浮かんでいたその船はゆっくりと艦首を上にして静かに真っ白な雲間の中へと沈んでゆきました。
2013/05/16
透明人間がいるとする。生きている細胞が完全に透明となる。だが肌の表面から分泌される汗、垢、毛などは見えるだろう。血管を流れる血液、骨、消化管の中の食べ物、消化液、排泄物など細胞でないものも見えるだろう。寄生虫や細菌のコロニーも見えるだろう。
2013/06/26
今は負けていてどうしようもならん。
2013/07/13
プラスチックのパスタが光に照らされて、どこかで作られたフォークがくるくると夜を巻き込む。流れてゆく紅い断崖になめくじがいくさの準備を完了した。
2013/07/17
映画「サバ定食」を撮るときに高倉健さんにご飯役を頼むか、サバ役を頼むかと言う話か。
2013/07/20
だまれ、河川の石がって罵倒を思い付いんだけれども、河原の石には万単位で古いのもある。山の上、海の底、暑いのも寒いのもみんな見てきた。
2013/08/11
忍び寄る白い影が黒い。
2013/08/22
君は人がゴミのようだと言ったそうだね?ようだとは何だね、ようだとは。人はゴミだろ。うろたえて、みっともない人だね、君は。
2013/09/02
老魚が嘆く。「最近の若魚は尾は小さくひれは太く泳ぎが遅い。我々の若い時と比べ情けない限りだ。これから先どうやって水の中で生きて行けようか。」そばにいた坊やが言った。「でもおじいちゃん、若いお兄さんたちは水の中から陸へ上がっていくよ。泳ぎを捨てて、陸に上がるために変わったんだよ。」
2013/09/10
たとえ別の世界の私が違う決断をしているのだとしても、関係ない。別の世界では成功しているかも知れない。それも関係ない。この世界を神々が作ったのだとしたら、この私の決断も神の意志に違いない。それを葡萄畑と見ればたわわに実った一粒に過ぎぬだろう。
2013/09/15
横浜から藤井と歩いて帰ろうとしている。アーケード街でかき氷を食べた。古い電車に乗ったりしているうちに、山の上に登り廃墟のビルの上にあがった。キュィンキュィンの音。たちまち津波がきて山の上まで波に飲まれる。浮遊物に二人で掴まって揺られている時に雨の音で夢から目が覚めた。
2014/03/09
「神が造られた人間が間違うはずがない…」
2014/04/03
ビックバンを終えた時、リチウムまでしか生成されないのを見てがっかりしたのである。しかし見よ。水素が集まり巨大な火の玉となり燃え始めた。それは次々と新しい元素を作り始めたのである。
2014/04/21
太陽の熱が丁度よくて分子が喜んで気持よさを存分に味わう為に生命になった。その時間が終わればまた粒子に戻る。
2014/08/25
アンドロメダと銀河が交差するとき多くの星が生まれる。そのとき太陽も地球もまだ存在しておりいくつもの星間生命の邂逅が起きるのである。38億年後の世界である。
2014/09/22
犯した罪に合った求刑をしとるのではないのです。刑務所の空き具合と相談して求刑しておるのです。何人までと刑務所の方も決まっておりますからな。
2014/10/04
賛成派を集めます。反対派も集めます。そこに向かってマシンガンを撃ち尽くします。ほら、問題は解決しましたよ。
2014/11/04
真っ黒な市電が走る。ここは市電が交通網の中核として発達した都市。パトカーでさえ市電なのである。二輪、四輪、バスという交通機関はない。自転車さえもめったに見かけない。都市間は大型化した高速市電で結ばれている。街中に運河のように市電の線路が張り廻られている世界。
2015/02/23
かちかち山の狸が「妻と子供をたぬき汁にして食べられた狸」だったら違う物語になる。悲しい復讐劇が失敗する物語だ。
2015/03/26
右と言えば、咄嗟に左に向かって突っ走って行きました。ずうっと左に向かって走っていれば地球は球体ですからいつの間にか一周して戻ってきます。とは言っても到着したのは南半球ですが。
2015/05/02
人形というものはひとと交わらなければ命を宿せないものにござりまする。人形の後ろにひとの姿を見たいと思うのは自然の情にありましょう。
2015/07/02
どうしてもあなた自身の謎を解明したい時はこの箱を開けて下さい、この箱を開ければその時のあたなの疑問は解消されるでしょう。そう言われて戻った太郎が見たものは、知っている人がひとりもいない世界であった。それ所か今まで見た事もない生き物が住む世界であった。一体、何処へ帰ってきてしまったのか。
2015/10/17
自衛隊の観艦式で自衛艦のハイジャックが発生する。しかし規律の厳しい自衛艦にどうやって武器を持ち込み潜り込んだのか。そう疑問に感じた警察官が調査してみるとどうもテロではなくクーデダーの可能性が出てきた。一体、だれが黒幕なのか。
クーダターを阻止するために警察部隊が動く。そこに陸上自衛隊から協力の申し出が。彼らは協力して自衛艦の奪還のために船内に潜入する。もちろんそこで自衛隊部隊は裏切るのだ。彼らはクーダター側の切り札だったのだ!如何にしてこの危機を乗り越えクーダターに打ち勝つのか。
2015/10/19
もし魚がもっともっと頭の賢い動物だったら。この世界に住む動物の数は、鳥もクジラも人間もずっと少ない数しか生きられなかっただろう。
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