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2012年1月11日水曜日

高校世界史 - 副読本 覚えておきたい歴史上の100人

はじめに

みなさん、歴史の教科書は面白くないでしょう。
年号と名前が羅列されていて暗記するのも大変です。

日本の歴史ならまだしも一生訪れる予定もない場所の
帝国だの大王などを覚えて何の役に立つのだろうと思う方も少なくありません。

歴史は苦手だという人は大勢いるでしょう。
成績だって良くないって人も大勢いるでしょう。
暗記することを投げてしまって赤点覚悟の強者もいるはずです。

同じ覚えるのなら英単語とか将来役に立ちそうなものの方が有益です。
歴史年表なんてと思う気持ちも分からなくはありません。

しかし若いうちに色々と覚えることは頭を鍛える上で大切な作業です。
どんなもの事であれ暗記しておくことは脳の鍛練になります。
ですから歴史の年表なんてほんのちょっとでもいいのです。
正確である必要もありません。前後1世紀までなら誤差のようなものです。
年取った私が過去を振り返って言うのですから間違いありません。

それでも歴史の教科書はただの年表であり歴史の目次です。
ですから多くの人にとっては面白くないのは当たり前なのです。
世の中には目次を見ている時からもうわくわくしちゃうような人もいるのですが
それはとっても少数でレアなケースです。
多くの人にとっては何の面白みもない事でしょう。

学校を卒業してその先で歴史で食べていこうという奇特な人を除けば
歴史という教科は赤点を取らない程度の学習で十分だと思います。

しかし、それでは折角の歴史の授業がただの苦痛の思い出の場所になるかも知れません。
それは歴史の先生たちにとっては面白くありません。
この本を書いた先生たちは、みなさんに歴史を好きになって欲しいと思っています。

学校の成績は良いほうがいいに決まってます。
しかし、暗記ばかりで嫌いになるくらいならこのさい点数については妥協しましょう。
点数は悪くても構いません。

その代り、この副読本を読んで歴史の面白さを少しでも見つけてください。
そしてその面白さをどうぞ覚えておいて下さい。

みなさんは学校を卒業しても勉強は続きます。
社会に出ても勉強は続きます。
将来家庭をもち子供が出来ればその子といっしょに勉強は続きます。
勉強は終わらないのです。

同様に生きている限り歴史に触れる機会は続きます。
何故ならみなさんも歴史を作る一人であり、今、この時も歴史は形作られて続けているからです。

学校を卒業してもテレビドラマや小説などで歴史に触れることがあるでしょう。

それらを歴史に興味がないからという理由で避けて行くのは非常に残念な事です。
今は詰まらなく感じている歴史でも、将来面白いと感じる時が来るかも知れません。

どうか今から歴史を嫌いにならないでください。
興味を失わないでください。

興味がなかったり嫌いになりそうな人達に歴史が面白いと
知ってもらう目的で作成したのが本書です。

また今でも歴史が好きだよというみなさんにとっては
更に深く興味を持ってもらうことができるようになっています。

学校のテストや入試に役に立つかは保証できませんが
歴史は面白いと感じてもらえるように書いてみました。

もしあなたが面白いと感じてくれれば
この本の出版に携わった多くの人たちの幸いとなります。

では、先生たちからの小言はこれくらいにしておきましょう。

次の一ページを開いてみて下さい。

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