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2020年5月2日土曜日

地球のサイズの測り方

エラトステネス(ギリシャ BC275-BC194)の方法
アレクサンドリアの場所:


  1. 太陽の光はどの場所も平行である。
  2. 同時刻に二つの地点では異なる影ができるなら、それはふたつの地点の傾きが違うからである。
  3. この傾きを球であると仮定するなら、この傾きは二つの地点の中心からの角度となるはずである。

アル=ビールニー(中央アジア 973-1048)の方法
山頂:


  1. ちょっと高い山に登り、水平線を見れば、角度が計測できる。
  2. 山頂の高さ(h)は測定できる。
  3. すると山頂(r+h)、水平線(r)、地球の中心の結ぶ三角形ができる。
  4. 山頂、中心、水平線が作る角度 a は次の cos を満たす。
    \(\cos({a}) = \dfrac{r}{r+h}\)
  5. この式を展開する。
    \(\cos({a}) \times r + cos({a}) \times h = r\)
    \(\cos({a}) \times r + cos({a}) \times h - r = 0\)
    \(\cos({a}) \times r - r = -cos({a}) \times h\)
    \((\cos({a}) - 1) \times r = -cos({a}) \times h\)
  6. 求めたい r で展開する。
    \(r = \dfrac{-cos({a}) \times h}{(\cos({a}) - 1)}\)


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