アレクサンドリアの場所:
- 太陽の光はどの場所も平行である。
- 同時刻に二つの地点では異なる影ができるなら、それはふたつの地点の傾きが違うからである。
- この傾きを球であると仮定するなら、この傾きは二つの地点の中心からの角度となるはずである。
アル=ビールニー(中央アジア 973-1048)の方法
山頂:
- ちょっと高い山に登り、水平線を見れば、角度が計測できる。
- 山頂の高さ(h)は測定できる。
- すると山頂(r+h)、水平線(r)、地球の中心の結ぶ三角形ができる。
- 山頂、中心、水平線が作る角度 a は次の cos を満たす。
\(\cos({a}) = \dfrac{r}{r+h}\) - この式を展開する。
\(\cos({a}) \times r + cos({a}) \times h = r\)
\(\cos({a}) \times r + cos({a}) \times h - r = 0\)
\(\cos({a}) \times r - r = -cos({a}) \times h\)
\((\cos({a}) - 1) \times r = -cos({a}) \times h\)
- 求めたい r で展開する。
\(r = \dfrac{-cos({a}) \times h}{(\cos({a}) - 1)}\)
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