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2016年4月30日土曜日

えぐる

ふんばれ、がんばれ、ギランバレー! - たむら あやこ

感動にも色々ある。その中でも自分では体験できないものには独特の力がある。それは想像力を逞しくし、もしかしたら自分にも起きるかも知れないと考えさせる。もうひとつの自分の運命を。それはもしかしたら脅迫観念となりトラウマとして残るかも知れない。それほど強烈だ。

人間仮免中 - 卯月 妙子

ある日、突然に誰かを襲う。それは誰のせいでもない。病気であったり、偶然の状況からそれは始まる。今日も逃れられないそれを受け入れる。それは不条理であろう。昔の人はそれを輪廻と呼んだ。運命と呪った。本当にそれが因果ならどれほど気持ちが楽だろう。

2017/07/26
「人間仮免中つづき」を読んで初めて仏教が分かった気がした。これほどの仏教書は近年あるまい。苦しんでいる人が居るならば仏がいる。神や仏が居ないと言える人は人間への想像力が足りない。

透明なゆりかご - 沖田 ×華

これらの作品は当然ながら著者の作品だ。これを読んで何もかも分かった気になってはいけない。しかし、自分の知らない世界がある。それを知る事は、知らなかった所よりずっといいと思いたい。

誰かが通った道であることを知るだけでその道は照らされているのだ。いつか、誰かが、これらの作品に救われる。それは素敵な話だろう?

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